西洋医学と併用したり、あるいは、西洋医学では効果が期待できない慢性的な痛みなどに対して、ツボ治療、特に、ツボが集中している足つぼの療法が、大きな注目を集めています。しかし、ツボを治療すると、なぜ様々な効果が得られるのでしょうか。
身体が健康である、健全であるというときというのは、気血のエネルギーが、全身にまんべんなく、とどこおりなく円滑にめぐっている状態です。それが、ある場所で、流れがとどこおったり、停止したりすると、苦痛が出てきます。例えば、胃もたれが起こってきたとします。これは、胃をめぐる胃経という経路のエネルギーの循環が、悪化しはじめたことを示しています。
治療者は、身体を丁寧にさぐります。そして、胃経の特定のツボのところで、エネルギーの流れが停滞していることを知ります。こうして、さぐりあてたツボに、針や灸を施術して、刺激を与えます。そして、エネルギーの流れを取り戻し、症状を緩和し、胃の機能を回復させることができるのです。つまり、ツボは、病気が現れる場所であり、同時に、治療のポイントにもなるものなのです。
従って、治療を行う際には、どのツボを選ぶのかが、重要な鍵になります。例えば、消化器系の足つぼは、崑崙(こんろん)です。崑崙は、外くるぶしのうしろ、アキレス腱の前のくぼみあたりにあります。また、ツボ療法は、症状が軽いうちに始めることが重要です。軽いうちに、的確なツボの位置をとらえること、そして、早めにツボ指圧を始めることで、家庭でも十分な効果が期待できます。
足つぼを刺激するときの注意点についてご紹介します。足ツボを刺激すると痛みが走ったり気持ち良かったりしますよね。ついつい足つぼに病みつきになってしまうこともあります。しかし、何事もやりすぎは禁物だといえます。また、人によってそして体調によっては足ツボを刺激をしないほうが良い人もいますし、足つぼを刺激してはいけない人もいます。
それではいつ、、そしてどれくらいの刺激が丁度良いのでしょうか。それは1日に15分から30分が水準といわれています。なるべく夕食のあとにして1時間~2時間後のリラックスしたときに実践すると効果が有るといわれています。ツボの刺激法をマスターするとついつい不快なってしまいますので毎日続けたくなるかもしれません。しかし、続けてツボを刺激するよりも休みを挟んだほうが効果が大きいこともあります。
筋収縮性の頭痛などの場合は、一回の刺激でスッキリと痛みが引いてしまうことも有ります。また、相当の長いあいだにわたって治療を続けることが必須な病気も有ります。病気の種類やレベルによっては治療日数はかなり違います。急性のケースの場合はやや早く治りますし慢性の病気であるほど長期間を要するようことになります。数ヶ月間、もしくは数年かけて出てきた慢性の病気を治すためにはやはり数ヶ月もしくは数年の治療年月が必要になります。
