特に女性の、大きな悩みのひとつとして、手足の先がずっと冷たい、冷え性ということがあるのではないかと思います。夏、額には汗が流れているのにもかかわらず、手足は冷たいままであることを訴える人は、案外多いのです。しかも、やはり女性に多いのが特徴です。東洋医学では、冷えは、肝経(かんけい)と腎経(じんけい)という、特定の経絡に気血のとどこおりがあることによって起こると言われています。
そのため、治療の際には、これらの二つの経絡に所属するツボを中心に、治療を進めていきます。腎経では、足つぼの湧泉(ゆうせん)と太けい、肝経では、やはり、足つぼの太衝(たいしょう)というツボを刺激していきます。さらに、足の三陰交(さんいんこう)も、効果的とされています。足つぼ以外では、おなかの中かん、背中の肝愈(かんゆう)も、補助的な効果があると期待されています。
一方、冷え性とは逆の症状ですが、ほてりを感じるという女性も多いようです。中には、冷え性であり、かつ、ほてりもあるという人もいます。全く正反対の症状に思える、冷え性とほてりですが、いずれも、血液の循環がスムーズに行われていないことが、原因であるという点で、共通しています。ほてりの場合にも、刺激するのは、冷え性の場合と同様のツボとなります。
足つぼを丹念に指圧する他に、しょうが灸を毎日続けるというのも、効果があるとされています。また、冷え性解消のために、日常生活の中でも、足をよく動かすようにしてみてください。足首を回したり、青竹踏みをするのも、足の裏全体にわたる足つぼをまんべんなく刺激するのに絶好の方法であると言えるでしょう。
足つぼを刺激するときの注意点についてご紹介します。足ツボを刺激すると痛みが走ったり気持ち良かったりしますよね。ついつい足つぼに病みつきになってしまうこともあります。しかし、何事もやりすぎは禁物だといえます。また、人によってそして体調によっては足ツボを刺激をしないほうが良い人もいますし、足つぼを刺激してはいけない人もいます。
それではいつ、、そしてどれくらいの刺激が丁度良いのでしょうか。それは1日に15分から30分が水準といわれています。なるべく夕食のあとにして1時間~2時間後のリラックスしたときに実践すると効果が有るといわれています。ツボの刺激法をマスターするとついつい不快なってしまいますので毎日続けたくなるかもしれません。しかし、続けてツボを刺激するよりも休みを挟んだほうが効果が大きいこともあります。
筋収縮性の頭痛などの場合は、一回の刺激でスッキリと痛みが引いてしまうことも有ります。また、相当の長いあいだにわたって治療を続けることが必須な病気も有ります。病気の種類やレベルによっては治療日数はかなり違います。急性のケースの場合はやや早く治りますし慢性の病気であるほど長期間を要するようことになります。数ヶ月間、もしくは数年かけて出てきた慢性の病気を治すためにはやはり数ヶ月もしくは数年の治療年月が必要になります。
