神経痛に悩んでいる方は多いと思います。そして、中でも、最も多くみられるのが、坐骨神経痛だそうです。坐骨神経は、太くて長い神経です。そのため、圧迫を受けたり、障害されたりする可能性が高いことが原因とされています。お尻が痛いという場合、症状がひどくなると、坐骨神経の走る方向にそって、太ももからふくらはぎへと、足の後ろ側が痛くなってくることがあります。椎間板ヘルニアなどの疾患が無い場合には、軽く押してみてください。気持ち良い刺激が得られるようなときには、ぜひ、ツボ刺激療法を試してみてはいかがでしょうか。
また、神経にそって、さすってみてください。その後、足つぼの刺激に移ります。最初は、軽めの指圧から始めます。直接灸や、しょうが灸をすえると、効果が倍増するでしょう。また、温泉に入り、足腰を温めながら、痛む場所をかるく指圧したり、ブラシでたたいて穏やかな刺激を与えるのも、効果があるとされています。痛みは、精神が不安定なとき、特に強まるといわれています。温泉は、精神を穏やかにする上でも、効果が高いと言えるでしょう。
足つぼの委中(いちゅう)が、坐骨神経の特攻ツボです。膝関節を曲げたときにできるしわの中央が、その位置です。毎日、寝る前などに、ここを押してみて、ほどよく心地よさを感じられるまで刺激を与えることで、症状が改善するでしょう。
ツボ療法は、早期に始めることが大切です。痛みがひどくならないうちに、毎日の習慣できるようにしてみてください。また、信頼のおけるパートナーに刺激してもらうことで、気分も安心でき、効果が倍増するのではないかと思います。
足つぼ療法は、最近とても人気があるようです。実は、このツボ療法は、かなり長い歴史を持っています。針灸の起源は古代中国です。今から、およそ2000年以上も昔から、人間の身体の特定の場所を温めたり、あるいは、石などで刺激したりすることによって治療の効果が得られるということを、その当時の人々は、すでに知っていたのです。どの場所に、どんな刺激を与えればどのような病気にたいして効果があるのか、医学者たちは経験を積み上げていきました。
そして、それらの成果を一冊の本にまとめたのです。それが、今日でも残っている、最古の医書である『黄帝内経』です。この書には、人体の生理、病理、養生法について記述されています。また、それに針灸治療の基本となる、ツボ(経穴)や、ツボを結んだ経絡、および、治療に関する理論などが解説されています。中国のこうした理論が、日本に伝えられたのは414年だとされています。
しかし、その後、針灸が一般に広がるまでにはかなりの長い年月がかかりました。一般の人たちが、針灸の恩恵を受けられるようになったのは、室町時代に入ってからだと言われています。そして、江戸時代には、日本独特の針灸治療が生まれました。しかし、江戸時代に発展をとげた針灸治療は、明治維新以後、西洋医学の導入の中で、衰退していくことになります。
