東洋医学には、針灸療法のように、道具を用いた治療法以外に、「手」を用いた手技療法があります。そして、足つぼも、そのひとつです。おなかが痛いときに、おなかに手をやり、知らず知らずのうちに、さすっていた、頭が痛いときには、こめかみを押していたといったことを、私たちは無意識にやっていることがあると思います。これは、「手当て」という医療行為なのです。手技療法として、歴史的に体系づけられているものとしては、あんま、マッサージ、指圧などがあります。
この3つは、手で身体の状態を判断しながら、調子が悪い部分を発見して治療するという点で共通しています。ただし、あんまは中国、マッサージはヨーロッパ、指圧は日本で、それぞれ発祥し、発達してきたという経緯があります。また、その方法も、微妙に異なっています。あんまや指圧は、衣服の上から行うのが原則です。これに対して、マッサージは、裸になって行い、皮膚に直接刺激を与えるものです。
また、刺激の方向についても、あんまや指圧は、身体の中心から末端へ向かって、遠心性の刺激を与えていきます。一方、マッサージの場合、身体の末端から中心へと、求心性の刺激を加えていく方法をとっています。
手技療法による刺激の方法は、大きくわけて、「さする」、「もむ」、「こねる」、「たたく」、「ふるわす」、「押す」の6つがあります。このような6つの手技に対して、足つぼをはじめ、指圧は「押す」、あんまは「もむ」という手技が中心に行なわれます。直接、皮膚を「さする」のが、マッサージの基本です。そのため、マッサージでは、手のすべりをよくするために、患者の皮膚にオイルや潤滑油を用いることもあります。
足つぼを刺激するときの注意点についてご紹介します。足ツボを刺激すると痛みが走ったり気持ち良かったりしますよね。ついつい足つぼに病みつきになってしまうこともあります。しかし、何事もやりすぎは禁物だといえます。また、人によってそして体調によっては足ツボを刺激をしないほうが良い人もいますし、足つぼを刺激してはいけない人もいます。
それではいつ、、そしてどれくらいの刺激が丁度良いのでしょうか。それは1日に15分から30分が水準といわれています。なるべく夕食のあとにして1時間~2時間後のリラックスしたときに実践すると効果が有るといわれています。ツボの刺激法をマスターするとついつい不快なってしまいますので毎日続けたくなるかもしれません。しかし、続けてツボを刺激するよりも休みを挟んだほうが効果が大きいこともあります。
筋収縮性の頭痛などの場合は、一回の刺激でスッキリと痛みが引いてしまうことも有ります。また、相当の長いあいだにわたって治療を続けることが必須な病気も有ります。病気の種類やレベルによっては治療日数はかなり違います。急性のケースの場合はやや早く治りますし慢性の病気であるほど長期間を要するようことになります。数ヶ月間、もしくは数年かけて出てきた慢性の病気を治すためにはやはり数ヶ月もしくは数年の治療年月が必要になります。
