あんま、指圧、マッサージに代表される手技療法は、治療を行う場所、あるいは症状によって、最も効果的な刺激法を選択して行うことが、治療効果を高める上で重要なかぎとなるとされています。6つの刺激法の効果とは、具体的には、どのようなものでしょうか?
最もおなじみの手技療法である指圧は、日本で生まれ、発達してきた手技療法です。指圧は、足つぼをはじめ、ツボを指圧していく方法です。主に、「押す」刺激法ですが、叩いたり、さすることも取り入れて行うと、足つぼ全体に刺激がいきわたるようになります。
1.さする
てのひらを、皮膚面にしっかり当てて、滑らせるのがコツです。必ず、末端から心臓に近い方向へ向かって、求心的にマッサージします。それによって、血液やリンパの流れが良くなり、新陳代謝を盛んにします。
2.もむ
手の指、または、てのひらの付け根を使って、揉み解します。手を皮膚に密着させて、心臓の方向に行うのがコツです。血流を良くし、筋肉の疲れをとります。皮膚組織の異常も除去されます。
3.こねる
もむときと同様に手指を用います。圧し、つかみ、しぼるようにします。
4.たたく
こぶしや、手のひらなどで叩きます。軽くたたくことによって、血管や筋肉を収縮させ、強く長時間たたくことで逆に血管を広げ、筋肉を緩ませることができます。
5.ふるわす
指先やてのひらを当てて振動させます。これによって、筋肉や神経の働きを高めます。
6.押す
指先で、皮膚に圧迫を与える方法です。持続的に押すと、高ぶっている機能を抑制する働きをします。押しては離しを繰り返すと、機能を高めるように働きます。
このように、刺激の度合いによって、全く正反対の効用があることから、どの刺激法を選択するかということと同様に、その強弱や量を調節したり、選択したりすることも、治療する上で重要なカギになります。
足つぼを刺激するときの注意点についてご紹介します。足ツボを刺激すると痛みが走ったり気持ち良かったりしますよね。ついつい足つぼに病みつきになってしまうこともあります。しかし、何事もやりすぎは禁物だといえます。また、人によってそして体調によっては足ツボを刺激をしないほうが良い人もいますし、足つぼを刺激してはいけない人もいます。
それではいつ、、そしてどれくらいの刺激が丁度良いのでしょうか。それは1日に15分から30分が水準といわれています。なるべく夕食のあとにして1時間~2時間後のリラックスしたときに実践すると効果が有るといわれています。ツボの刺激法をマスターするとついつい不快なってしまいますので毎日続けたくなるかもしれません。しかし、続けてツボを刺激するよりも休みを挟んだほうが効果が大きいこともあります。
筋収縮性の頭痛などの場合は、一回の刺激でスッキリと痛みが引いてしまうことも有ります。また、相当の長いあいだにわたって治療を続けることが必須な病気も有ります。病気の種類やレベルによっては治療日数はかなり違います。急性のケースの場合はやや早く治りますし慢性の病気であるほど長期間を要するようことになります。数ヶ月間、もしくは数年かけて出てきた慢性の病気を治すためにはやはり数ヶ月もしくは数年の治療年月が必要になります。
