反射帯療法は、東洋医学におけるツボ療法と、大変類似した療法です。反射帯療法とは、一定の広がり(ゾーン)を刺激するものです。ツボ療法において、ツボを的確に見つけることが、なかなか困難である素人にとっては、比較的簡単にに行えるものとして、ドイツをはじめ、ヨーロッパ、アメリカにいたるまで、大きな反響を呼んでいる療法です。現在では、治療法としての市民権まで得ているという状況です。
反射帯は、足の裏にあり、身体全体の臓器や組織と対応しています。そして、その症状をよくあらわしているといわれています。反射帯を押してみて、痛いところがあれば、それは、それに対応する臓器や組織に、何らかのトラブルがあるということを意味しています。また、見方を変えれば、そのような箇所に、積極的に押す、もむ、突く、などの刺激を与えることで、そのトラブルを改善することができるということです。これが、「足の反射帯療法」であり、別名、「リフレックス・ソロジィ」と呼ばれることもあります。この考え方は、ツボ療法ととてもよく似ています。
「足の反射帯療法」の効果は、現代の科学では、まだ完全に立証されているというわけではありません。しかし、世界各国からは、「リフレックス・ソロジィ(足の反射帯療法)によって、患者の治療および健康管理に著しい効果があらわれた」という報告が、数多く寄せられています。今後、さらなる研究調査の結果が明らかになることによって、その効果が認められ、この治療法が認められるようになるのではないでしょうか。足つぼ療法に並んで、リフレックス・ソロジィも、今後、大きく期待される治療法といえるようです。
足つぼ療法は、最近とても人気があるようです。実は、このツボ療法は、かなり長い歴史を持っています。針灸の起源は古代中国です。今から、およそ2000年以上も昔から、人間の身体の特定の場所を温めたり、あるいは、石などで刺激したりすることによって治療の効果が得られるということを、その当時の人々は、すでに知っていたのです。どの場所に、どんな刺激を与えればどのような病気にたいして効果があるのか、医学者たちは経験を積み上げていきました。
そして、それらの成果を一冊の本にまとめたのです。それが、今日でも残っている、最古の医書である『黄帝内経』です。この書には、人体の生理、病理、養生法について記述されています。また、それに針灸治療の基本となる、ツボ(経穴)や、ツボを結んだ経絡、および、治療に関する理論などが解説されています。中国のこうした理論が、日本に伝えられたのは414年だとされています。
しかし、その後、針灸が一般に広がるまでにはかなりの長い年月がかかりました。一般の人たちが、針灸の恩恵を受けられるようになったのは、室町時代に入ってからだと言われています。そして、江戸時代には、日本独特の針灸治療が生まれました。しかし、江戸時代に発展をとげた針灸治療は、明治維新以後、西洋医学の導入の中で、衰退していくことになります。
